スカイスクレイパー
スカイスクレイパー(Skyscraper)とは、 「ある候補が行(または列)で2つに限定され、その候補の列(または行)の片側が同じで、もう片側は近い列(または行)で、それぞれは別Boxに存在する」 という「4つのBoxを使った台形」です。
つまり、スカイスクレイパーは X-wingを変形させたもので、片側がそろっていません。
重要になるのは「4つのマスは台形ですがBoxは長方形」で、Boxが台形になるのはミスパターンです。
基本編
ここではスカイスクレイパーの基本となるパターンを見て行きます。
BoxはX-wingの4パターンを参照するということで、スカイスクレイパーの特有部分である「列(または行)が一致しない(そろっていない)片側」に注目します。
「どちらかの関係にある」この2つの候補が2列あるので、完成形ではBox内の反対側の延長線上にあたる行に候補を置くことができません。
この形を見つければ列(灰色のマス)にあるその候補(ここでは1)を最大で4マス消去できます。 X-wingに比べて見つけにくいかもしれませんね。
BoxがそろっていないのはNGパターンです。
実践編
ここでは9に注目してみます。
9が行3と行9にあって、列が列6で一致して、もう片側は列7と列9、候補が4つのBoxに分かれてます。
Skyscraperは「超高層ビル、摩天楼」ということなので「高さの異なる2つの直線」を地面から突き出ているビルと見立てることもできます。この例では右向きですね。
「片側は近い列(または行)」というのは、ここでは一致していない列7と列9です。
この場合、列7の行1と行2、列9の行7と行8にある4つの9を消去できます。
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